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ビジネス最強の矛と盾 Vol.5『改善の現場から』

私は会計データと資金繰りを分析してお客様の業務改善に取り組んでいます。
会計は会社の現状把握と改善ポイントを明確にするツールとして非常に優秀です。
しかし、改善に対する役割はここまでです。間違っても会計データのみの判断で、「この数値を減らせば、利益が増えます。」というペーパー上の理屈のみでは提案しません。
何十枚にもわたる分析報告書なども作りません。
伝えたいポイントがぼやけることや、それを作る時間があれば社長や現場の人たちと共に考えたいと思うからです。

改善といえば、専門家や会計担当者に頼りがちですが、実は身近にその解があります。
解を携えているのは従業員です。
従業員は十人十色それぞれの考え方や想いに違いがありますが、会社を客観的に分析して問題点や課題、それに対する解を自分なりに考えている従業員が必ずいます。
従業員が何も言わないのは、『言えない、言わない、言っても仕方がない。』のいずれかの状態になっているからです。
聞く姿勢をもって耳を傾ければ必ず聞こえてきます。聞こえてきた声を整理して、分析して、市場の状況、仕入業者の情報、お客様の声を統合していけば、自ずと会社の求める解が見えてきます。
従業員の不満には耳を貸したくないと思うかもしれませんが、従業員が描いている会社のあるべき姿と現状のギャップに関する不満なら聞く価値は十分あります。
社長と同じ切り口の解決策を持っている従業員がいたならば、その意見を採用したように振る舞えば、モチベーションを高めた従業員が問題解決に全力でぶつかってくれます。
みんなを信じて社員一丸となって問題解決にあたりたいと心を開けば、一生懸命考え、その期待に応えようと努力してくれます。

データや理論だけでは結果は変わりません。
人が変わり現場が変わらなければ、結果は変わることはありません。
改善の現場で感じた事・・・やっぱり人です。

株式会社ベストプランコンサルティング
中小企業診断士
代表取締役 沖本伸也