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ビジネス最強の矛と盾 Vol.7『銀行貸し付けと企業』

今日はあまり目にしない貸手の切り口でお話したいと思います。

銀行からすると貸したい企業と貸したくない企業があります。
貸したい企業は安定、成長、資金力などのキーワードが連想されます。
貸したくない企業は、不安定、右肩下がり、資金繰り難などが連想されます。
銀行の貸したい企業への提案として「役員借入金の返済原資として会社で借入しませんか。」との提案が多くありますが、特別な事情がない限り借入しないケースがほとんどです。

最近も何件か同様のケースがあり、社長から相談を受けました。
会社の状況は良く解っていますので、社長個人の状況をお聞きしてから総合的に勘案すると、やはり借入する結論には至りません。
内心では『もう少し踏み込んで会社の状況を把握して、○○のような提案をすればメインバンクを変える程の提案になるのになぁ。』と思うこともあります。
銀行貸し付けの提案スキーム等をお聞きすると、銀行のための提案なのか、会社のための提案なのかが分かります。
銀行のための提案で借入に至らなかった場合「○○のような提案だったら良かったのですけどね。」と社長にさらっとお伝えしますが、詳細をお伝えしないため聞き流されるケースがほとんどです。
私は会社のための提案でないならば、それ以上の話は続けないようにしています。
銀行さんと会社には長くお付き合いして頂きたいからです。

貸したくない会社についても、もう少し踏み込んで会社を知れば投資価値のある会社はたくさんあります。
そのような会社は、必ずといって良いほどその銀行のファンになります。
その後、会社が安定成長してもメインバンクを変えません。
「あの時助けてくれたから、○○銀行には感謝している。だから銀行は変えないんです。」
恩義を感じている会社の社長さんは、みなさん同じくこの理由を言われます。

天候だけではなく、傘をもっている人を良く知ることも新たな発見が生まれるかもしれません。

株式会社ベストプランコンサルティング
中小企業診断士
代表取締役 沖本伸也